
「両方受けられるのですか?」
「推薦もらった場合は、合格する可能性はどのくらいありますか?」
といった質問をよく聞かれます。
ですので、ここでは東京都をサンプルにして、
保護者の方々が疑問に思う、推薦入試と一般入試について書いていきたいと思います^^
Contents
推薦はどうやったらもらえる?

推薦入試、選抜入試、、といった風に
都道府県により、名称や制度が異なる場合がありますが、
ここでは先程も書かせていただいたように「東京都」バージョンで書いていきたいと思います^^
基本的には、学校の担任の先生に推薦でも挑戦したい旨を伝え希望を出して、
先生から推薦をもらた場合に限ります。
その高校の推薦基準や出欠状況を満たしていれば、大抵はもらえて
無事出願することができます。
ただ、担任の先生によっては「基準は達しているが推薦向きではない」という理由から、
あえて推薦はもらえない場合もあります。
これから推薦を狙っていくなら、
どう準備していけば良いか、お伝えしていきますね。
まず推薦といっても、私立高校の単願推薦、併願推薦と異なり、合格は保証されていません。
話を戻しますと、公立推薦入試の場合も、難関の私立高校の推薦と同じで、受ける権利を持てただけで、受かるかは全く保証されていません。
それをまず前提として頭に入れておいてくださいね^^
都道府県によって推薦内容は異なりますが、共通していえる対策を次の章でお伝えしていきますね。
推薦合格するにはどうしたらいい?
推薦合格するには、、
ポイントは5つありまして、
①内申のAを多くもらえるようにする
普段の授業を真面目に受け、発言も積極的に行い、
提出物を期限内に出し、ノートも丁寧に取る。
真面目に受けることによって、通知表の「積極性・態度」の項目でAがもらえます。
通知表の内申点(最終的に3になるのか4になるのかの決定に影響があります)
例えば同じ「4」でもオールCとオールAとでは印象が全く違います。
②志望する高校の合格基準の内申点より
プラス5点を目標にする
定期テストの点数が内申点に直結するので、テスト勉強は実技教科を含め手を抜かず、
計画的に頑張る!に尽きます。実技教科は、後回しになりがちで一夜漬けになりがちになるので、気を付けること。
合格基準の調べ方は、学校の先生や塾に通っているなら塾の先生に聞くのが早いですが、
後述しますが、「高校受験案内」という本から調べることができます。
③漢検、英検、数検といった検定試験を取得しておく
(3級以上が望ましい)
勉学に対して積極的だという姿勢が内申書からもわかりますから、1年生のうちから自分のレベルに合わせてステップアップしながら、遅くても中3の秋までに3級以上を取得しておきましょう。もちろん全てではなくても大丈夫で、漢字が得意なら漢字、英語が好きなら英検という具合に、「これなら3級取れそうかもしれない」というものを選んでいきましょう。
各サイトを貼っておきますね。
漢字検定サイトhttps://www.kanken.or.jp/kanken/
数学検定サイトhttps://www.su-gaku.net/
英語検定サイトhttps://www.eiken.or.jp/
ホームページ内には過去問もダウンロードできるので、一度取り組むことをオススメします。
目安となる級のまず過去問を解いてみて、手も足も出ない状況なら、その急よりも下の級を前向きに下げることも大切です!
目安となる級は、各検定サイトに載っているのでそちらをご参照ください^^
漢検の目安となる級https://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree.html
目安チェックhttps://www.kanken.or.jp/kanken/meyasucheck/
④学校の委員会(各委員、生徒会委員、行事の実行委員)に積極的に関わる
面接では必ずと言っていいほど、中学校で学んだことや頑張ったことが聞かれます。
その際、学校行事の実行委員会などのエピソードが使えます^^
そのために委員会に入るのはいやらしいですが、、、
特に部活動などに入っていなかったりする場合は、学校内での活動のエピソードがなかなか見つかりにくいと思いますので、委員会などに参加をすることは推薦入試のためではなく、学校生活を受実させるためにもプラスになるので単純にいいと思います^^
⑤集団討論対策として、一番は常日頃から
自分の考えを持つようにする

集団討論で評価されるポイントとして
★考える力
★コミュニケーション能力(協調性)
★表現力
が挙げられます。
自分の意見や考えを持てていないと、そもそも発言ができませんので、
何に対してもいいので、「自分はこう思う」という思考トレーニングをするのがいいです。
思考力は一朝一夕で身につくものではないので、思い立った今から自分の感じることなどをアウトプットするようにしていきましょう!
周りの人たちができることは「これについてどう思う?」や「どうしてそう感じたの?」という風に考えさせる質問を普段の会話の中でしていくことがベストです!
たとえ「わからない」という返答が帰ってきてもいいんです^^
そこで一瞬でも脳みそは思考したことになりますので、回路が育っていきます。
根気のいることになりますが、「繰り返し、繰り返し」が大切です!
勉強は「反復」です^^
他にも面接や作文といったことも入試科目ですが、
これは学校でも対策をしてくれるはずです。
推薦を受けるとなったら、先生を捕まえて、
どんどん添削や面接をお願いしていきましょう!
面接や作文は短期集中でも融通が比較的効きやすいです^^
ですのでまず
①内申のAを多くもらえるようにする。
②志望する高校の合格基準の内申点よりプラス5点を目標にする。
③漢検、英検、数検といった検定試験を取得しておく。(3級以上が望ましい。)
④学校の委員会(各委員、生徒会委員、行事の実行委員)に積極的に関わる。
⑤集団討論対策として、一番は常日頃から自分の考えを持つようにする。
まずはこの5点を頭に入れて、日々の学校生活を送ることを心がけてることが大切です^^
私立高校の推薦の場合合格の可能性は?情報収集のやり方は?
ここでは私立の推薦の場合をお伝えしていきます。
私立の推薦というのは、高校と中学とのお約束のようなものなので、推薦をもらえた場合は、よほどのことがない限りは合格をいただけます。
もちろん、合格証書をもらうまでは、油断はできません。
ただ、私立の難関校は、
例えば、9科目で内申合計42という基準を設けていていても、
「推薦入試の受ける権利を得た」だけで、実際の本番の試験がよくない場合は、
不合格になることは普通にあります。
まずは自分が志望する高校の推薦基準はどうなっているのかを知ることが大切です。
まずはホームページでチェックするかと思いますが、そもそもどんな学校があるのかわからない場合もあると思います。
そういう悩みにオススメなのが、「高校受験案内」という本になります。
私立版、都立版とありますが、まだ第一志望が私立都立、どちらにするか悩んでいる場合は、「東京都高校受験案内」をオススメします。
私立も都立も両方記載されています^^
都立が第一志望の場合でも、併願(滑り止め)で私立高校を受験する場合も
多いと思います。
またこちらの本は、私立の分量の方が多いですが、
都立もしっかり載っています。
また都立の実技の推薦を行っている学校の一覧(スポーツ、音楽、美術など)や、
単位制の高校の中身なども載っていたりと充実しています^^
まとめ

「ここの私立高校に絶対行きたい」という場合は、私立の推薦(単願推薦)をもらうことが一番の近道になります^^
都立高校が第一志望の場合は、
もらえるならば推薦もチャレンジしていくことをオススメします!
その場合、先ほど述べたように集団討論や作文(小論文)、面接対策が必要になり、
その対策に時間を作ることになりますが、もらったチャンスは活かしたいですよね。
また推薦は倍率が高いので、必然的に不合格になる確率が高いのも事実です。
不合格になった場合、落ち込むのは当たり前なので、
そこからいかに切り替えて一般入試に向けて勉強を再開できるかが
キーポイントになります。
都立の場合は、推薦を受けても一般入試に影響は全くないので、
良くも悪くも、ゼロからスタートという気持ちで、頑張りましょう。
推薦合格発表日は、不合格になった場合、メンタル的に勉強再開に取り掛かるのが
難しいかもしれませんが、それでも時間は待ってくれないので、
次の日からしっかりと勉強を再開する!
これが一般入試で合格の切符を勝ち取ることになりますので、
周りの人たちの応援サポートもとても大切になってきます!
受験は期間限定のものですので、ゴールが明確に決まっています。
そこまでいかに「今」を頑張れるか。
チャンスを活かしていけるよう、応援しております!!