先日、小学校5年生以上の子どもたちが学校で行った英語のカラーテストを
持ってきてくれました^^
初めて見た英語のテスト。
いよいよ本格的に英語改革が小学校でも始まったんだな〜☆、と改めて感じました。
今までの小学校英語教育は、中学に入学する前に英語嫌いにならないよう、
「楽しく♪」を心掛けられていましたが2020年度から小学校英語の時間数が増え、
英語の教科書も支給され、本格的に会話や文法も少しずづ取り入れられ、
今年の4月から通知表に「英語」の欄が加わり本格的に教科化されました。
このようにグローバル化は中学受験にも大きく影響を受け、
東京での中学入試は、2020年度での英語(選択)入試の実施校数が、
前年の125校から16校増えて、計141校(うち私立中124校・国立中1校)となりました。
首都圏模試センター 資料https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/upload/9ca0d74f5029f7426b8957dc62c4045c.pdf
上記に述べたように、2020年から英語改革(小学校英語の教科化)、
4技能(スピーキング・リスニング・ライティング・リーディング)を測定することに
なったことも手伝って今後はますます増加することが予想されます。
それでは、具体的にどのような傾向があるのでしょうか?
次の章からお伝えしていきますね^^
Contents
中学受験・英語入試のレベルは?英検は持ってると有利になる?

まず、中学受験の英語のレベルですが、はっきりお伝えしてレベルは高いです。
英検3級レベルが(中学校卒業レベル)平均として多い傾向です。
また、英語(選択)入試で筆記試験は実施されず、
それに代わってインタビュー対話形式での面接や、グループワークでの「英会話」と通して
受験生のリスニングとスピーキング力を図る学校もここ数年現れました。
逆に言えば、英語が得意な小学生にとっては、入試での選択肢が広がって
大いにプラスと言えるでしょう^^
そして英検はズバリ、持っていると有利になります!
それはどうしてか、次の章でお伝えしていきますね^^
英検は持ってることによる具体的な優遇制度は?

各学校によって優遇は異なりますが、英検3級~2級以上の資格を取得している受験生には
「特待生制度」を適用する学校もあり、思った以上の配慮や特典が加えられる恵まれた状況が出てきました。
首都圏模試センター資料https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/upload/9ca0d74f5029f7426b8957dc62c4045c.pdf
具体例↓
★「英検優遇制度あり →3級:70点、準2級:80点、2級:90点とみなす」
★「英検優遇制度あり→ 4級:50点、3級:60点、準2級:70点、 2級以上:80点を保証する」
※いずれもこの場合、当日の得点と比較し高い方を採用するようになっています。
★「英検2級以上取得者は英語免除」
★「英検3級以上取得者対象 英検準2級以上取得者は加点優遇措置あり」
★「英検5級は奨学金の対象者」という英検を持っていることが奨学金の対象条件
このように具体的に点数を記載している学校や、加点数は記載がないものの、
優遇措置の具体的な級を記してくれているので、目安がわかり
勉強目標が立てやすくなっています。
試験当日は、大多数の小学生は第一志望の学校である程、きっと緊張するかと思います。
ですので、予め、英検を持っているということで
このような「筆記試験免除」は非常に魅力的ですし、
「本番の点数に加点」するという制度も非常に心強く感じますね!
ちなみに各級の目安です☆↓
各級の目安
習得目標 級 推奨目安 出題目安 出題形式 使える英語の登竜門
- 基礎力定着
- 高校入試レベル
5級 中学初級程度 英語を習い始めた方の最初の目標。
家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。
英語の基礎固めに最適です。
スピーキングテストも受験可能です。
録音形式のスピーキングテスト
4級 中学中級程度 出題形式や内容が、より実用的に。
身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。
スピーキングテストも受験可能です。
録音形式のスピーキングテスト
3級 中学卒業程度 二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。
筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)
使える英語で世界へ
- 大学入試レベル
- 2級から海外留学
- 履歴書で評価される
準2級 高校中級程度 教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。
センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適。
高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
2級 高校卒業程度 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。
ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。
ライティングが加わります。
リーダー(品格)の英語
- ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定
準1級 大学中級程度 エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。
「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。
1級 大学上級程度 二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。
カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。
世界で活躍できる人材の英語力を証明します。
出典:日本英語検定 各級の目安
中学受験・英語入試のレベルは?英検は持ってると有利になる?オススメ参考書!まとめ

このように、多くの「英語(選択)入試」を取り入れている学校では
「英検4級以上」「英検3級程度」と行った具合に、そこで問われるレベルを示してくれているので、安心して勉強に取り組められると思います^^
前述しましたが、英語(選択)入試で筆記試験は実施されず、
それに代わってインタビュー対話形式での面接や、グループワークでの「英会話」と通して
受験生のリスニングとスピーキング力を図る学校もここ数年現れました。
これによって、英会話スクールだけで英語を学んできた小学生にも、
中学受験に怖がらずチャレンジできる可能性が出てきました^^
中学入試における「英語入試の増加」には、
いっそう拍車がかかることが予想されると言って良いでしょう。
全く英語に触れていない状態からでも、英語に興味が少しでもある場合は
ぜひ!市販の参考書を活用して5級からチャレンジしていきましょう!
オススメな参考書を載せておきますね^^
「すごくわかりやすい!」と中学生に評判の人気があるシリーズです!
説明のイラストが豊富で、全ての漢字にはフリガナがふってあったり、
文字も大きく説明も詳しいため、とてもわかりやすいと思います^^
癒し系のイラストが多いので飽きずに進めていけると思います♪